10万円で自作PCを作るなら、どうやって予算を配分すべきか?
パソコン作成するのに予算はどうしたらいいかな。
構成が大事になってくるね。
どんな構成がいいかおしえて。
それじゃあ一緒に考えていこう。
自作PCを作るときに、最も重要なのは予算の設定です。予算によって、どのようなパーツを選べるかが大きく変わります。しかし、予算を決めただけでは、まだパーツの選び方がわかりません。予算の中で、どのパーツにどれだけの金額を割くべきか、という予算配分の問題があります。
予算配分のコツは、自分の目的や用途に合わせて、パーツの優先順位を決めることです。例えば、ゲームを快適に楽しみたいなら、グラフィックボードやCPUに多めに予算を割く必要があります。一方、動画編集や3D制作などの作業をしたいなら、メモリやストレージにも予算を割く必要があります。
今回は、10万円という予算で自作PCを作るときの予算配分の例で考えていきます。この予算では、モニターやキーボード、マウスなどの周辺機器は含まれません。また、OSはWindows 11 Homeを選択します。
10万円で自作PCを作るときの予算配分の例
パーツ | 予算 | 割合 |
---|---|---|
CPU | 15,000円 | 15% |
グラフィックボード | 40,000円 | 40% |
メモリ | 5,000円 | 5% |
SSD | 5,000円 | 5% |
マザーボード | 10,000円 | 10% |
電源 | 8,000円 | 8% |
PCケース | 5,000円 | 5% |
OS | 12,000円 | 12% |
合計 | 100,000円 | 100% |
この予算配分の特徴は、グラフィックボードに予算の40%を割り当てていることです。これは、ゲームや動画再生などの画像処理に最も影響するパーツであるためです。10万円の予算では、NVIDIA GeForce RTX 30601やAMD Radeon RX 6600 XTなどのミドルハイエンドのグラフィックボードが選べます。これらのグラフィックボードは、フルHDの高画質で多くのゲームを快適にプレイできる性能を持っています。
CPUには予算の15%を割り当てます。これは、グラフィックボードとのバランスを考えた結果です。10万円の予算では、Intel Core i3 12100FやAMD Ryzen 5 5600などのミドルエンドのCPUが選べます。
CPUは、4コアから6コアであれば、多くのアプリケーションに対応できる性能を持っています。また、グラフィックボードとの相性も良く、ボトルネック(処理能力不足)を起こしにくいです。
メモリには予算の5%を割り当てています。これは、最低限必要な容量を確保するためです。10万円の予算では、DDR4 16GBのメモリを選ぶのがいいと思います。メモリの速度やタイミングは、あまり性能に影響しないので、予算を抑えるために比較的安価なもを採用しても問題ありません。
SSDには予算の5%を割り当てます。これは、OSやアプリケーションの起動を高速化するためです。10万円の予算では、500GBのSSDぐらいがいいと思います。これは、現在の主流のストレージ規格であり、OSや主要なアプリケーションをインストールできます。SSDの種類や速度は、あまり性能に影響しないので、予算を抑えるために速度などは無視しても問題ないと思います。しかしながら、あとで取り換えるのはなかなか面倒なので少しいいものが見れるといいかもしれません。
マザーボードには予算の10%を割り当てています。これは、必要最低限の機能を備えるためです。10万円の予算では、B660やA520などのミドルエンドのマザーボードが選べます。これらのマザーボードは、CPUやメモリ、グラフィックボードなどの基本的なパーツに対応できる機能を持っています。また、USBポートやオーディオジャックなどの前面インターフェイスも備えているものがいいと思います。マザーボードのサイズは、MicroATXがおすすめです。これは、コンパクトで安価でありながら、拡張性も十分です。
電源には予算の8%を割り当てています。これは、安定した電力供給はパーツの故障を引き起こしにくいです。10万円の予算では、650Wの電源がいいかと思います。これは、CPUやグラフィックボードなどのパーツに必要な電力を十分に供給できる容量です。また、80PLUS Bronzeの認証を持っている電源を選ぶと、電力変換効率が高く、消費電力や発熱を抑えることができます。
PCケースには予算の5%を割り当てています。これは、見た目や冷却性能を考慮するためです。10万円の予算では、5,000円程度のPCケースが選べます。これは、安価でありながら、デザインや機能性に優れたPCケースが多いです。PCケースの選び方は、自分の好みや目的に合わせて選びましょう。例えば、シンプルでスタイリッシュなものや、カラフルで個性的なものがあります。また、PCケースには、窓付きやRGB LED付きなどのオプションもあります。
窓付きは、内部のパーツを見せることができます。RGB LED付きは、色やパターンを変えることができます。PCケースを選ぶ際には、自分の好みや目的に合わせて選びましょう。
OSにはWindows 11 Home。予算の12%になります。これは、パソコンの動作に必要なソフトウェアなので、必要と考えていいでしょう。これは、現在の最新のOSであり、多くのアプリケーションに対応するため、必須といっていいでしょう。OSの選択は、他にもありますが、自分の使いやすさや互換性によって異なります。
現在は、円安の影響もあり、海外パーツが高くなっているよね。
今のところ少し厳しい構成となるのは仕方ないので、15万円という予算で自作PCを作るときの予算配分の例でパーツへの予算をどの程度、増やせるのか考えていきます。この予算では、モニターやキーボード、マウスなどの周辺機器は含まれません。
15万円で自作PCを作るときの予算配分の例
パーツ | 予算 | 割合 |
---|---|---|
CPU | 20,000円 | 13% |
グラフィックボード | 50,000円 | 33% |
メモリ | 10,000円 | 7% |
SSD | 10,000円 | 7% |
HDD | 5,000円 | 3% |
マザーボード | 15,000円 | 10% |
電源 | 10,000円 | 7% |
PCケース | 10,000円 | 7% |
CPUクーラー | 5,000円 | 3% |
OS | 15,000円 | 10% |
合計 | 150,000円 | 100% |
グラフィックボードには10,000円増額しました。やっぱり、ゲームや動画再生などの画像処理に最も影響するパーツなので優先してアップグレードしたいところです。15万円の予算では、NVIDIA GeForce RTX 4060やAMD Radeon RX 6700 XTなどのハイエンドのグラフィックボードが選ぶといいと思います。フルHD以上の高画質で多くのゲームを快適にプレイできる性能を見込むといいですよね。
CPUは予算5000円程度増額しました。15万円の予算では、Intel Core i5 12400FやAMD Ryzen 5 5600XなどのハイエンドのCPUが選べます。
メモリは予算5000円程度増額しました。DDR4 32GBのメモリにできればと思います。
SSDは予算5000円程度増額しました。1TBのSSDが選べます。
アップグレードするにあたって、HDDを新たに構成に組み込みました。HDDには予算の3%を割り当てています。これは、大容量のデータを保存するためです。15万円の予算では、3TB程度のHDDが選べます。動画や画像などのデータをたくさん保管するためです。HDDの種類や速度は、あまり性能に影響しないので、予算を抑えるために無視しても問題ありません。SSDだけではデータ破損の際の保管には向いていないので、やはりHDDは入れとくのがおすすめです。
マザーボードににも5,000円増額しています。USBポートやオーディオジャックなどの前面インターフェイスや、Wi-FiやBluetoothなどの無線通信機能も追加したい機能です。マザーボードのサイズは、MicroATXです。
電源にも2,000円増額しています。やはり、安定した電力供給は大事です。この予算では、750Wの電源が選べます。また、80PLUS Goldの認証を持っている電源を選ぶと、電力変換効率が高く、消費電力や発熱を抑えることができます。
PCケースには予算の7%を割り当てています。これは、見た目や冷却性能を考慮するためです。15万円の予算では、10,000円程度のPCケースが選べます。これは、安価でありながら、デザインや機能性に優れたPCケースが多いです
やはり、見た目にも気を配りたいのでPCケースにも5,000円増額しています。見た目や冷却性能は上げていきたいところです。10,000円程度のPCケースであれば選べる幅が広がります。デザインや機能性に優れたPCケースが多いです。PCケースの選び方は、自分の好みや目的に合わせて選びましょう。例えば、シンプルでスタイリッシュなものや、カラフルで個性的なものがあります。また、PCケースには、窓付きやRGB LED付きなどのオプションもあります。窓付きは、内部のパーツを見せることができます。RGB LED付きは、色やパターンを変えることもできるので、PCケースを選ぶ際には、自分の好みや目的に合わせて選びましょう。
また、新たにCPUクーラーには予算の3%を割り当ててました。この予算では、5,000円程度の水冷クーラーが選べます。これは、CPUの温度を低く保ち、静音性も高いです。水冷クーラーの選び方は、CPUのサイズやケースの空間に合わせて選びましょう。例えば、240mmや280mmなどのラジエーターサイズがあります。水冷クーラーを選ぶ際には、CPUのサイズやケースの空間に気を付けて選びましょう。
以上が、ざっくりではありますが、子どもと一緒に作成していくパソコンの構成です。一気に揃えないといけないパーツもありますが、楽しみながらパーツ選定していきたいと思います。